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ADHDとは(後編)

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ADHDは昔からいた?

発達障害を持つ子供たちが増えてきていると世間の情報として広まっていますが、正確には発達障害という認知が広がり意識をする保護者も多くなったことにより、診断されるケースが増えてきているという方が正しいかもしれません。

ADHDという言葉も最近になりよく耳にするようになりましたが、実は昔からADHDの人は存在をしていました。昔は今と違い情報が少なかったため、ただ単に「落ち着きのない子」「怠けている子」「暴れやすい子」といった誤解をうけてきました。

今では発達障害関連の書籍も増え、子供だけではなく、大人の発達障害に対する理解もされつつあります。なお、子供にはよくみられる多動性は、大人になると軽減されていきます。

有名人でもいる

ADHDだったのではないかという歴史的な有名人や、スポーツ選手や芸能人もいます。たとえばエジソン、坂本龍馬、織田信長、現代ではマイケルフェルプスなど様々な分野で活躍をされている方もいます。特にフェルプスは少年のころにフェルプスの特性をよく理解してくれるコーチとの出会いで一気に能力が開花したエピソードは有名です。

ADHDの子供接し(伸ばし方)

1 褒めてあげる

出来ていないことを叱るのではなく、まずはたくさん褒めてあげることが大切です。とくにADHDのお子さんはトークン(ご褒美)が大好きです。ここでいうご褒美はしっかりと褒めてあげることです。褒めてもらえたことにより子供は自己肯定感を高めていきそれが自信へと変わり心の成長を後押しします。

2 発達の凸凹の凸(得意なこと、好きなこと)を見つけてあげる

ADHDの子供は、自分の好きなことや得意なことに関して、素晴らしい集中力を発揮することが多く、子供の才能を見つけ、それをサポートすることによって才能を伸ばせる可能性は高まります。また得手と不得手を分けてあげることで、得意なことを伸ばし、不得手なことの対処法を教えてあげることも大切です。

3 環境を整えてあげる

ADHDの子供は、不注意により言葉の意味を表面的に捉えてしまい誤解してしまうことがあります。また関連性を理解できないこともあるので、図や絵などを使うと理解しやすくなります。ADHDの特性上、普通にできないことを周囲の人が理解し、環境を整えることで、二次障害などを避けることが出来ます。

ただし、ルールやマナーとして守るべきことは必ず守るよう指導していくことも大切です。

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