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障害者手帳について

障害者手帳について

障害者手帳とは主に障害がある人が取得できる手帳のことを言います。
この障害者手帳には3種類あり、障害の状態や内容によって取得できる手帳が変わってきます。
発達障害を抱えるお子さんが取得をする場合、一般的には「療育手帳」か「精神障害者保険福祉手帳」が多いのではないかと思います。身体に障害のある場合は「身体障害者手帳」の取得ができます。

療育手帳について

療育手帳は主に知的障害を持っている方に発行されるもので、18歳までの児童に関しては児童相談所にて知能検査や行動観察などを受けて判断をされます。地域にもよりますが一般的にはIQが75以下で基準を設定しているところが多いようです。区分も最重度から軽度までで、地域によって2区分から4区分に設定をされています。
また、療育手帳は地域によっても呼び名が違うこともあり、「愛の手帳」(東京都・横浜市)や「みどりの手帳」(埼玉県)や「愛護手帳」(青森県・名古屋市)などの名称がついています。
ですが、IQが高く療育手帳の取得はできないが、統合失調症やうつ、てんかん、高次脳機能障害、発達障害(自閉症スペクトラム・ADHD・学習障害など)などを抱えていて、社会生活等における困難がある場合には、「精神障害者保険福祉手帳」の取得ができることがあります。
ただし精神障害者保険福祉手帳の場合は有効期間が2年間となっておりますので、2年ごとに更新が必要となってきます。

手帳のメリット

障害者手帳が取得できた場合には下記のようなメリットがあります。たとえば、保育園への入園に関していえば、入園する際において優先順位が高くなったり、就学時には特別支援学校へ入学を希望する際には障害者手帳が必要となることがあります。また公共交通機関の割引や有料道路等での割引、公共施設や民間施設においての割引や、利用においてのサービスや支援、税の免除や手当の給付(各自治体によって異なるので、お住まいの自治体での確認が必要です)といったものもあります。

なにより保護者として一番心配されているケースが多い就労に関していうと、助成金や奨励金の支給対象にもなりますし、就職する際に、障害者雇用枠での就職が可能になるといった非常に大きなメリットもあります。現在、大きな企業では特例子会社などを設けている企業もでてきており、働く側、働いてもらう側にとって双方のメリットがあるような雇用を推進しているところもあります。
ただし、障害者手帳の取得においては、本人の意思や保護者の意向も大きく関わってくるため、保護者によっては自分の子供が障害を持っているということを認めたくはないという場合もあり、障害者手帳の取得自体を拒まれることもあります。

障害者手帳の取得するうえで大切なことは、なによりその支援を受ける本人にとって、どのようなメリットがあり、どのようなデメリットがあり、その人の将来という長い先を見据えて検討していくことがとても重要ではないかと思います。

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