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第九回介護甲子園ベスト30

言葉で伝わること、伝わらないこと 信頼関係とは

人が他者とコミュニ―ケーションを図る時には、色々な伝達手段を使う。

言葉を話したり、表情で伝えたり、紙に文字や絵を描いたり、ジェスチャーを使ったり、手話や指文字を使ったり、文字盤を使ったり。その中の一つ、あるいはいくつも併用したりと個々によって組み合わせも様々である。そして、どの手段にも共通していえること。それは“相手に伝えたいと思う気持ちが根本にある”ということだ。

 

「今日こんなことがあったよ」と伝えてくれる子どもの多くは、自分の思ったことに共感してほしいという気持ちを抱いている。中には、言葉では「楽しかった」と言っていても俯き加減で悲しそうな表情だったり、声が暗かったり。言葉では「嫌だった」と言っていても満面の笑みだったり、明るい声だったり。大人だから、子どもだからといった年齢に関係なく、言葉の本来の意味とは違う部分に本心が隠れていることもある。同じ言葉であっても、冗談で言っているのか気を遣って言っているのか、という裏に隠れた気持ちを見つけ出すことはとても難しく、そしてとても大切なこと。

言葉では伝えられないこと、伝わらないこと。そう思うと、実際にお互いの顔を合わせて伝え合うことの大切さを感じている。

 

今の学校生活だけでなく、これから大人になって社会に出たとしても、一番大事なことは信頼関係だと私は思う。関係性というのはすぐに築けるものではない。少しずつ少しずつ積み重なっていくものだからだ。傍から見たら「え?そんなことで?」と思われるような小さなことでも、相手の心を傷付けてしまう場合がある。目に見えないものだからこそ、慎重に丁寧に向き合っていかなければならない。

 

私は仕事をしている上で大事にしていることがある。それは、“子どもたちが安心して話せるもう一つの居場所でありたい”ということ。楽しかったこと、嬉しかったこと、腹が立ったこと、悔しかったこと。子どもたちは毎日色んな感情を胸に秘めている。そんな子どもたちが“聞いてほしい”と思ったことをたくさん話してもらいたい。そして、“聞いてほしい”と思ってもらえるような関係を築いていきたい。子どもたちの話に耳を傾けると、私も一緒に体験しているようなワクワクした嬉しい気持ちになり、今では仕事の楽しさの一つになっている。

子どもは、嬉しかったことや楽しかったことは印象に残りやすく、それが親しみにも繋がっていく。子どもたちとの日々の関わりを通し、積み木を一つ一つ積み上げていくように、これからも温かい関係を築いていきたいと考えている。

 

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