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LDとは(後編)

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LD(学習障害)の傾向が出やすい時期

LDの子どもたちは特定の分野で困難を伴う障害ですが、幼児期や幼少期では普遍的にみられる傾向でもあるため、一般的には就学時期を迎えて学校でのテストが行われ、評価が出るようになってから発見されることが多いようです。強化や分野において得意・不得意が顕著にみられることでLDが疑われることもありますので、子供の自己肯定感が下がる前に、早い段階で専門家に相談してみることも大切です。

有名俳優や映画監督の中にもLD(学習障害)はいる

「トップガン」や「ミッション・インポッシブル」でご存じのトム・クルーズや「ジェラシックパーク」や「バック・トゥー・ザ・フューチャー」で監督をしたスティーブン・スピルバーグがLDであることはとても有名な話ではありますが、そのスピルバーグが、あるインタビューにおいて、このように語っていました。

「小学3年生のころは、クラスの前で教科書を読むことを求められるのがいやで、とにかく学校へ行きたくなかった。先生も心配してくれたが、学習障害についての知識もない時代で、十分に勉強していないと思われた」と告白している。

また、「特に中学時代では学習障害が原因でいじめも受けてきた。だけど映画が僕を支えてくれた。」と。

実際に、本や脚本を読むスピードは一般人の2倍の時間がかかったと言いいます。しかし、その分その内容を深く理解することができたともいい、スピルバーグ氏は学習障害を持つ若者へのメッセージとして、「学習障害は思っているより一般的だ。君は一人じゃない。対処法もあるし、それが原因で人生が不利になるわけではない」と未来への可能性が狭まるわけではないと語っています。

LD(学習障害)の子供との接し方(伸ばし方)

1 読むことが苦手

いきなり長文から始めるよりも、まずは短い文章から読んで理解を深めていきましょう。興味のある本や知っている物語から始めるのもいいでしょう。読んでいるところを見失わないように、指でなぞりながら読むことも効果的です。

2 書くことが苦手

ドリルなどでなぞり書きができるもので書く練習をしたり、決まった範囲内で収まるように、マスのあるで練習をするのもいいでしょう。初めから書き順などにこだわるのではなく、徐々にステップアップすることを意識して取り組むようにしていきます。ある程度慣れてきたら、書き順や漢字のへんやつくり等も意識して取り組んでみましょう。

3 話すことが苦手

その子が好きな話のネタを用意し話を持ち出します。子供が喋りはじめたら、それをしっかりと聞くようにし、所々フォローしながらすすめていきましょう。

4 計算が苦手

数多くの問題に取り組ませることよりも、少ない問題数よいので、理解できるよう、ゆっくり丁寧に問題を解いていくようにしましょう。

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